スーツを長期保管する際の注意点

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スーツを長期保管する際の注意点

スーツを買った後、注意をしなければならないのが収納方法です。 スーツの生地は普段着に比べてデリケートなので、丁寧に収納をしなければなりません。 正しい方法で収納すればスーツが長持ちする一方、誤った方法で収納すると傷んでしまうこともあります。 そこで今回は、スーツの基本的な収納方法と長期保管の際に注意したいポイントを解説します。 最近スーツを購入した方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

スーツを収納する際に押さえておきたいポイント

まずはスーツを長持ちさせるための収納のポイントを紹介します。 長期保管の際に限らず、普段の収納の際も以下のポイントを意識してみてください。

 

ポイント①ポケットの中身を出す

1つ目のポイントは、スーツのポケットの中身を毎回取り出すことです。 長時間ポケットのなかに物を入れっぱなしにすると、型崩れの原因になってしまうためです。 スーツは一度型崩れが起こってしまうと見た目も着心地も悪くなりますし、修理をする際の費用もかかってしまいます。 型崩れの原因となってしまうようなことはできる限り避けましょう。 また、物を無くすことを防ぐためにも、ポケットの中身はまめに取り出すようにしてください。

 

ポイント②スーツ専用のハンガーにかける

2つ目のポイントは、スーツ専用のハンガーにかけて保管することです。 スーツ専用のハンガーは、スーツをかける部分の厚みが3~5cmほどあり、型崩れしないようになっています。 一方、通常の洗濯ハンガーはかける部分の幅が数ミリ程度しかなく、長時間スーツをかけていると型崩れの原因になります。 スーツ専用ハンガーは洗濯ハンガーよりやや値段が高く、300~500円程度かかります。 一般的なハンガーよりも少し高いですが、スーツをきれいな状態に保つためなのでぜひ購入して活用しましょう。

 

ポイント③丁寧にブラッシングをする

3つ目のポイントは、丁寧にブラッシングをすることです。 ブラッシングを行うことで、スーツの繊維同士の間に入ったホコリを払うことができます。 ホコリをそのままにすると不潔に見えるだけではなく、スーツの生地が傷む原因や、虫食いの原因となってしまいます。 スーツをかっこよく着こなしつつ長持ちをさせるためにも、ブラッシングはできるだけ行うようにしましょう。 また、ブラッシングを行う際は豚毛や馬毛で作られた専用のブラシを使いましょう。 スーツの生地にも優しく、しっかりホコリを払うことができます。

 

ポイント④スチームアイロンを使ってしわの手入れをする

4つ目のポイントは、スチームアイロンを使ってしわの手入れをすることです。 スーツを着ていると体の動きに合わせて自然とシワが発生します。 このしわを放置すると見栄えが悪いだけではなく、テカリの原因にもなるので注意しましょう。 スチームアイロンを使ってしわを伸ばすようにすれば、スーツの傷みが軽減されて長持ちします。 スーツを脱いだ際には毎回スチームアイロンをかけることが望ましいのですが、難しい場合はシワが気になった時だけでもかけてみてください。 ブラッシングとあわせてスチームアイロンもかけていれば、スーツはかなり長持ちすることでしょう。

 

ポイント⑤クローゼットに収納する

5つ目のポイントは、クローゼットに収納することです。 直射日光が当たる場所にスーツを保管すると生地が傷んでしまうので、まめにクローゼットに収納をすることが大切です。 クローゼットのなかであれば、直射日光を防げるため生地のダメージを減らせます。 もしハンガーラックなどにかけて保管するのであれば、できるだけ直射日光の当たらない日陰に保管するようにしてください。

 

ポイント⑥風通しをよくする

6つ目は、定期的にクローゼットのなかの空気を入れ替えて風通しをよくすることです。 クローゼットのなかは空気の循環が少ないため、湿気が溜まりやすくなっています。 そのため、定期的な換気をしなければカビが発生することがあるのです。 スーツにカビが生えてしまうと不衛生ですし、生地が傷んでしまって最悪の場合スーツを処分しなければならないことにもなってしまいます。 1か月に1回程度で十分なので、クローゼットのなかを空にして換気を行うようにしましょう。

 

ポイント⑦トランクにスーツをつめる際に細心の注意を払う

7つ目は、トランクにスーツをつめる際に細心の注意を払うことです。 出張や旅行にスーツを持っていく場合には、トランクやスーツケースにスーツを収納する人も多いと思います。 スーツにシワをつけずに畳むには、まずジャケットのボタンを全てつけて裏返しましょう。 次に、肩幅のなかほどを目安に袖を折り返します。 そして、折り目と平行になるように折ったほうの袖をもう一度外側に向けて折り畳みましょう。 逆側も同じように折っていき、畳んだスーツのパンツをジャケットの上に乗せて、裾を織り上げます。 このようにしてコンパクトにスーツをまとめた後、他の荷物の上に慎重に置いて、スーツケースを立てたときにスーツが一番上になるようにして収納をしてください。 こうすることで、スーツにシワがつかないように上手く収納することができます。

 

 

スーツを長期保管するときの注意点

ここからはスーツを長期保管する際の注意点を紹介します。 長期保管する際ならではのポイントが4つあるので、ぜひ意識してみてください。

 

注意点①長期保管の前にクリーニングに出す

1つ目の注意点は、衣替えのシーズンになったら、スーツをしまう前に必ずクリーニングに出すことです。 なぜなら、繊維の奥に入り込んでしまっているホコリや汗はブラッシングでは除去が難しいためです。 放置するとにおいやカビ、虫食いの原因になってしまうので長期保管の前に一度クリーニングに出して、スーツをきれいな状態にしておく必要があります。

 

ウェットクリーニングもおすすめ

夏のシーズン後にスーツをクリーニングに出す場合は、ウェットクリーニングがおすすめです。 ウェットクリーニングはドライクリーニングと併せて水洗いも行うクリーニング方法です。 ウェットクリーニングを行うことで、ドライクリーニングだけでは落とすことが難しい汗による汚れをきれいに洗い流すことができるのです。 汗を吸った状態だと、臭いの原因になることはもちろん、スーツの生地が傷んでしまう原因にもなります。 ウェットクリーニングはドライクリーニングよりも多少割高にはなりますが、ぜひ積極的に利用してみてください。

 

注意点②クリーニング後は保護のビニールをはがす

注意点の2つ目は、クリーニング後は保護のビニールをはがすことです。 クリーニングから返却されたスーツには保護のビニールがかけられていますが、実はそのままかけているとかえってスーツにとって悪い影響が出てしまうことがあります。 通気性が悪く湿気が溜まりやすいため、カビや臭いの原因になることがあるからです。 クリーニングの後は、ビニールをはがすように心がけましょう。

 

注意点③クローゼットに丁寧にしまう

注意点の3つ目は、クローゼットに丁寧にしまうことです。 風通しが良いからといって、ハンガーラックなどにスーツを掛けっぱなしにしていると生地が日焼けしてしまうおそれがあります。 また、室内に舞っているホコリが知らず知らずのうちにスーツに吸着することで汚れの原因となってしまうことも考えられます。 そのため、スーツを長期保管する際は、直射日光やホコリからスーツを守るためにクローゼットにしまうと安心です。 クローゼットにスーツをしまう際には、不織布のカバーを付けるとよいでしょう。 クローゼットの内部は気密性が高いものの多少は空気が入り込みます。 その際にホコリが侵入してスーツに付着することが考えられるので、不織布カバーをかけておきましょう。 そうすることで、わずかなホコリもつかず万全の保管体制となります。

 

注意点④湿気や虫食いに気を付ける

4つ目の注意点は、湿気や虫食いに気を付けることです。 タンスやクローゼットのなかは空気の循環があまり行われないため、湿気が溜まりやすくなっています。 また、暖かく気密性が高いため虫が繁殖をして卵を産み付けてしまうことも考えられます。 除湿剤と防虫剤を忘れずに入れるようにし、1か月ごとに空気の入れ替えをするとよいでしょう。 除湿剤や防虫剤は市販のものを活用すれば十分なので、忘れずに入れるようにしましょう。

 

 

トランクルームで長期保管をする際のポイント

自宅のクローゼットやタンスに十分なスペースがなく、スーツの長期保管が難しい場合には、トランクルームを利用するという選択肢もあります。 最近は衣類を保管するサービスを提供するクリーニング店も増えており、スーツを自宅以外のスペースで保管することが簡単にできます。 トランクルームを選んだ方がよいケースは、スーツを含めた衣類がタンスに入りきらない場合です。 ファッションが好きな方などは手持ちの衣類が多くなってしまいクローゼットに入りきらなくなることがあるでしょう。 そうすると、クローゼットの通気性が悪くなってしまいカビやダニが発生する一因となってしまいます。 トランクルームでスーツを長期保管する際のポイントは、空調設備が完備されている屋内型のトランクルームを選ぶということです。 湿気はスーツの大敵なので、保管の環境が整っているかどうかを重視して適切なトランクルームを探してみてください。

 

 

スーツを長期保管する際は湿気に注意しよう

今回は、スーツの基本的な収納方法と長期保管する際に注意したいポイントを解説しました。 スーツを長期保管する際に特に気を付けたいのは、カビや虫食いを予防するということです。 これらは丁寧なケアをすることである程度避けられます。 大切なスーツを長持ちさせるために、スーツを長期保管する際は丁寧に扱いましょう。 収納方法を間違えてスーツが傷んでしまうともったいないので、ぜひ今回の記事を参考に大切に保管してみてください。

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