オーダースーツのファッションセンスが息づくアフリカの国々です。

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オーダースーツとアフリカ人の服装

地理的に遠い我々日本人にはあまり知られていませんが、アフリカの人にとってオーダースーツはただオシャレのために着るものではありません。 アフリカ人にとってスーツには何か込められているのか、日本人との装いの違いはなんかのかを、この記事を通して知っていただきたいと思います。 過去、アフリカの多くの国々はヨーロッパの国により植民地化されており、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ベルギー、スペイン、ポルトガルといった国が宗主国として分割して統治していた時代がありました。
宗主国の文化がアフリカの国々に入ってくることによって、それまでの民族独自で育んだ文化に宗主国の文化が取り入れられ、服装の文化も独自に変化していきました。

植民地化した宗主国による影響

過去、アフリカの多くの国々はヨーロッパの国により植民地化されており、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ベルギー、スペイン、ポルトガルといった国が宗主国として分割して統治していた時代がありました。宗主国の文化がアフリカの国々に入ってくることによって、それまでの民族独自で育んだ文化に宗主国の文化が取り入れられることによって、独特の進化が遂げられるようになってきました。

アフリカ独特のサプールの出現

そんなアフリカの国々の中で特筆すべきは、フランスが宗主国であったアフリカの中部に位置するコンゴ共和国です。
コンゴ共和国は、世界でも最貧国といわれており、平均月収は日本円で25,000円程度です。そのような中で、「サプール」と呼ばれるおしゃれなスーツに身を包む集団がいます。
コンゴ共和国にサプールが生まれたのは、約90年前。植民地化された国を取り戻すべく独立運動の争いをしていたコンゴ人にとって、「平和」への思いはとても強いものがありました。そんな時、フランスから帰国した社会活動家(アンドレ・マツワ)がパリで流行していたオーダースーツ姿であったことから、スーツ姿を平和主義の象徴として考え、平和への信仰を服装に結びつけることによって、サプールが生まれたと言われています。
サプールのファッションは、サップ(SAPE)と呼ばれており、いくつかの流儀にのっとっておしゃれをしています。

原則使う色は3色まで

奇抜な色合いが多いサップですが、奇抜でも使う色を抑えることでスーツに統一感を持たせています。

常にみられていることを意識

サプールは人から見られていることを常に意識して、スーツはもちろんのこと、目線、歩き方、全ての動き方に神経を使っています。よい装いにふさわしい所作を意識することで、おしゃれ度がさらに上がります。
そんなサプールは、「人を敬い、人から尊敬される存在でなくてはならない」という、サプールが考える紳士の在り方を大切にしています。「紳士でいること」を掲げるサプールは、コンゴ人たちにとってのヒーロー的な存在になっているのです。

日本人とアフリカ人のスーツの着こなし方の違い

日本人のスーツの着こなし方と、アフリカ人のスーツの着こなし方には違いがあります。それは「アクセサリー」です。
スーツには、ラベルピンやポケットチーフ、ネクタイピンなど様々なアクセサリーがあります。それらを取り入れることで、オーダースーツはさらに唯一無二のスーツになります。また、小物に気を使うことでおしゃれ度がぐっとあがります。サプールの人々は、それがわかっているからこそ、小物もスーツを彩る一つの色として妥協しないのです。

オーダースーツとアフリカ人との関係

アフリカの国々は、一時、ヨーロッパの国々の植民地となっていたため、宗主国の文化の影響を少なからず受けていました。特に、西アフリカの国々は、フランスが植民地していた関係上、町のテーラーが多くあり、ファッションの感度が高い国として有名です。その中で、「サプール」という、日々の生活を二の次にしてでもオーダースーツをきっちりと着込む集団は、人々の尊敬の的となっているのです。