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高品質生地でオーダーするスリーピーススーツ

 

スリーピーススーツの歴史

今では日本でも当たり前のように着られているスリーピーススーツ。
スリーピーススーツとはご存知のとおり、ジャケット・ベスト・パンツの3つで構成されており、本来は紳士服の基本となっていました。
しかし昨今では、オシャレの一環としてダンディな男性が着用するイメージが根付いており、着こなし方によって印象も大きく変わります。

 

そんなスリーピーススーツが誕生したのは17世紀のイギリス。
チャールズ2世が出した「衣服改革宣言」によって国民に広がりました。
この頃からイギリスでは、スリーピーススーツ=伝統的なスタイルとして継承されるようになっています。

 

要するにスーツの起源が「スリーピーススーツ」というわけなのです。
日本にスリーピーススーツが伝わったのは明治時代以降。
またイタリアではスリーピースのことを「アビト・コンプレート」と呼ばれています。

ちなみに現在では「ツーピーススーツ」と言ってベストを着用しないスタイルが主流になっていますが、2019年以降「クラシック回帰」で再びスリーピーススーツが注目されるようになり、若者を中心にベストを着用する人が増えてきています。

 

 

スリーピーススーツのマナー

スリーピーススーツを着用するときに気をつけたいのが身につける際のマナーです。 ただジャケット・ベスト・パンツを着れば良いというものではありません。 ここでは適切なスリーピーススーツの着用方法を解説します。

 

 

ボタンの留め方

ジャケット・ベストそれぞれのボタンに正しい留め方があるのはご存知ですか?
ボタンの留め方を理解しているだけでも十分上級者です。

 

ジャケット

スリーピーススーツにおいては、ジャケットのボタンは留めないのがマナーになります。
ツーピーススーツの場合、一番下のボタンのみ外して着用しますが、スリーピーススーツはベストを着用するので、すべて外していてもマナーとして問題はありません。ただきちんとした席ではボタンを留める場合もありますので、TPOに合わせて対応しましょう。

 

ベスト

ベストに関してはツーピーススーツと同じで、一番下のボタンのみ外します。これを「アンボタンマナー」と言い、ベストを着用するときの基本的なマナーになります。ただしデザインによっては一番下のボタンを留めても構いません。

 

 

丈の長さについて

スリーピーススーツに限ったことではありませんが、ベストとスラックスの間からワイシャツが出るのは避けなければいけません。そもそもベストにはワイシャツを隠す役割がありますから、見えてしまっては不格好です。せっかくスタイリッシュなスリーピースも、ワイシャツひとつで見栄えが悪くなるので気をつけましょう。

 

 

ボタンダウンシャツは着用しない

ボタンダウンシャツとは襟先までボタンが付いているワイシャツのことを言います。印象的にはスポーティーですが、ビジネスシーンでも着用されるので「スリーピーススーツでも取り入れて良いのでは?」と思われがちです。しかし実際はフォーマルテイストには不向き。せっかくのスーツがチープに見えてしまうでしょう。

 

 

サイズ感について

スーツは全体の印象もマナーに含まれます。そのため自分の体型より大きめのスリーピーススーツは不自然になり見栄えも悪くなってしまいます。また近年はスーツをタイトに着る人が増えていますが、小さすぎるジャケットやベストはシワが入りやすく、やはり不格好です。スリーピーススーツを選ぶときは、“適度にフィットするもの”を意識するようにしましょう。

 

 

スリーピーススーツのメリット

着こなすととても魅力的な印象を与えるスリーピーススーツ。「スタイルが良くないと着こなせないのでは?」と思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。ここではスリーピーススーツを着用すると得られる嬉しいメリットについて解説します。

 

 

だらしがない印象を与えない

スリーピーススーツはジャケットの下にベストを着用しているので、ジャケットを脱いでもだらしがない印象を与えません。また上品さも与えるのでとても紳士的。「夏場にベストを着るのは暑い」と感じる方もいると思いますが、ジャケットを羽織らずとも上品に見え 動きやすいので夏場においてもおすすめのスタイルとなります。

 

 

ブレイシーズが使える

ブレイシーズとは、サスペンダーのことを言います。スーツにブレイシーズはどうしても古めな印象があるため「年配者が使うもの」と認識されがちです。しかしスリーピーススーツならしっかり隠れるので悪目立ちせず、マイナスな印象を避けられるでしょう。もちろん若者でも安心して使用できます。 ちなみにブレイシーズを使うとクリースが綺麗に見えるので、スタイルアップ効果になります。特にスリーピーススーツのようにスタイリッシュに着こなしたい方には最適。そのうえベストで隠れるので“おじさん印象”も回避でき一石二鳥でしょう。

 

 

防寒性がある

スリーピーススーツはご存知のとおりジャケット・ベスト・ワイシャツとしっかり着込んでいるので、冬場には防寒として着ることができます。夏はジャケットを脱いでもベストのおかげで上品な印象になりますし、冬は真冬以外でしたらオーバーコートなしでも寒さを感じることなく着用できます。要するにオールシーズン快適に過ごせるというわけです。

 

 

おしゃれに着こなすポイント

そんなスリーピーススーツをよりおしゃれに着こなすポイントを紹介します。今まさにスリーピーススーツを着用している方も、これからスリーピーススーツを着用しようと考えている方も、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

ベストはフィットするものを

スーツは体型に合ったサイズ感がベストです。これはスリーピーススーツでも同様。ポイントは“ウエスト周り”と“アームホール”です。ウエスト周りは座ったときにシワがよらず、少し張ったくらいが丁度良いでしょう。タイトすぎると窮屈ですし、大きすぎると不自然な印象を与えるので注意してください。

アームホールはいわゆる袖周りです。余りすぎるとルーズな印象を与えるので、着用したときに腕を上げて確認したり、横から見たときに背中が浮いていないかチェックしてみてください。

 

 

ネクタイは隠れるように

ベストとパンツの間からネクタイが見えることのないように、しっかり長さを調節しましょう。

 

 

シャツは見えないように

ネクタイ同様、シャツも隙間から見えてしまうと不格好です。特にスリーピースのように紳士的なスーツは、だらしない部分があるとマイナスになります。また丈が短すぎてもウエストからはみ出てしまうので、お尻まで隠れるものを選んでください。

 

 

ブレイシーズを使う

一般的なスーツでは着こなしの難しいブレイシーズも、スリーピースなら隠れるのでさりげなく着用できます。パンツの位置を保つためにも積極的に取り入れましょう。ブレイシーズを使うことで腰回りもスッキリしますし、クラシックな印象も与えます。正統派スリーピースを着こなしたい方は必見です。

 

 

シャツの襟先はベストで見えないように

襟先がベストから見えてしまうのもスリーピースではNGです。しっかり隠すためにも襟の開きは大きめのものを、ボタンダウンシャツやショートポイントはきちんと隠れないのでおすすめしません。スリーピースの場合、襟先が見えているだけで上品さに欠けてしまうので気をつけましょう。

 

 

高品質生地で仕立てればかっこよく決まる

スリーピースは、正しい着用方法を学ぶことでスタイリッシュに、そして高貴な印象を与えるようになります。今回はスリーピースを着用するときのマナーや着こなすポイント、メリットなどを紹介しました。「スリーピースを着ているのにどこかダサい…」と悩んでいる方は、ぜひ紹介した方法を試してみてください。スリーピースはきちんと着用すれば誰でもかっこ良く魅力的に着こなすことができるでしょう。

またスリーピースはスーツの原点であり着こなしの幅も広く、少しの違いで印象も大きく変わってきます。一般的なスーツに使用するとダサいと言われていたブレイシーズも、スリーピースならワンランク上の着こなしができるようになります。

さらに高級生地で仕立てれば、文句なしの着こなしが期待できます。

 

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