オーダースーツ用スラックスはスペアを作ることがポイントです。
オーダースーツを作る時には、ジャケットとスラックスとが一体感のあるデザインで仕上げますが、暑い夏になるとクールビズでジャケットを着ず、スラックスとシャツがビジネスでの正装になることが多く、そのような使い方ができるオーダースーツ用スラックスについてのこだわりについて述べます。
オーダースーツではスラックスのみの注文も可能になっています。
スーツをセットで1着買うことをしなくても、スラックス単品で買うことにより半額以下で購入することができます。
これから紹介するポイントを押さえて自分のオーダースラックスを作りましょう。
オーダースラックスは3種類もある
一言にオーダースラックスといっても実はオーダーのタイプが3種類あり、値段も納期も変わってきます。
・パターンオーダー
比較的リーズナブルな値段で仕立てることができます。既製の型から作成し、調整はウエストと股下のみです。
安価に済ませたいときにおすすめの購入方法です。
・イージーオーダー
パターンオーダーと似ているが、調整可能箇所が全体となっています。価格と納期が少し上回りますが、その分自分に合ったスラックスが作りやすいです。
既存の型で安価に済ますことができますが、体型に合わせたスラックスが欲しいという人におすすめです。
・フルオーダー
最低平均が7万円以上と一番値段が張るオーダーです。
新しい型を作るので最長3か月と時間もかかってしまいますが、体型に合わせたすべての調整ができるので完璧なスラックスを作ることができます。
大事なシーンや本当にこだわりたい人におすすめの方法です。
オーダースラックスを注文しに行く
注文しにお店に行く際はぜひ、普段着用しているスラックスや靴を着ていきましょう。
スラックスをもっていくことによって、今のスラックスの気に入っている部分と不満に思っている部分を説明しやすくなります。
また普段の靴と合わせることによってコーディネートした時のイメージがつかみやすくなります。
以上のことから注文する際には普段のスーツ姿で行きましょう。
オーダースーツを作る際にスペアのスラックスも作る
オーダースーツを仕立てるときには、通常ジャケット1に対しスラックス1ですが、スペアのスラックスを同時にオーダーしておくとスラックスのいたみが半減しますし、クールビズ時にジャケットを着る必要ができた時も面倒ではありません。また、同じデザインのスラックスを作るものいいのですが、1着目は裾をシングル仕様にし、2着目はモーニングカット仕様にして、クールビズ時のシャツからスラックスに至るまでの一体感や足長効果も見込めます。
モダンなフォルムにこだわる
オーダースーツのスラックスを少しモダンなフォルムにするには、ノータックで裾の方に行くほどスリムになるようなテーパード仕様にして足長効果を目指したり、前ポケットを垂直仕様にしてカジュアル感を出したり、といった仕上げ方もいいのではないでしょうか。
スラックスの着心地にこだわる
オーダースーツを作る時には、立った状態での採寸が一般的ですが、スラックスの着心地にこだわる人は、ウエストの締め付け具合、股上の収まり具合、太ももやひざの突っ張り具合などの調整を椅子に腰掛けた状態での採寸をしてもらうことで、よりきめ細やかな調整をしていただけます。こちらはフルオーダーでの注文でしか受け付けていない場合が多いので注文形式に注意しましょう。
スラックスの手入れをこだわる
美しく仕立てたスラックスはきちんと手入れをしないと状態がみるみる内に悪くなってしまいます。長持ちさせるためにもきちんとした手入れをしましょう。
・ハンガーにかける
基本的なことですが、すぐにかけなければしわがついてしまい、見栄えがかなり悪くなってしまいます。
・一日休ませる
先ほども解説しましたが、一日着たら一日干すことによって水分が飛んでいき、カビや嫌な臭いを防ぐことができます。
・汚れたらすぐに拭く
軽く叩いて汚れを落とし、それでも落ちない汚れの場合は固く絞った濡れタオルでやさしく叩いて落としてあげましょう。
オーダースーツ用スラックスのポイント
オーダースーツ用スラックスは、ジャケットと組み合わせて着る場合、夏仕様でシャツとスラックスのみの場合、と分けられますが、シャツと組み合わせる場合には、モダンなフォルムがすっきりした印象を与えますので、スラックスは、ノータックでテーパード仕様にするなどがポイントになります。
本記事で紹介したポイントを参考に、自分だけのスラックスを作ってみてはいかがでしょうか?