銀座・表参道界隈のワンランク上のおすすめ高級オーダースーツ店10選 > お役立ちコラム > ライトグレースーツのもつ3つの魅力と着こなしのポイント
ライトグレースーツは、ブラックやネイビーなどのダークカラーと呼ばれる色のスーツとは異なり、明るい色が特徴的です。 ビジネスシーンで一般的に着られているダークカラーと比べると個性的な印象があるため、着こなし方がわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ライトグレースーツのもつ魅力や着こなしのポイントを紹介します。 「スーツのコーディネートのバリエーションを増やしたい!」とお考えの方はぜひご覧ください。
目次
ライトグレーとは、黒と白の間の色である「グレー」の種類のうちの一つです。 ライトグレーの他にも、黒に寄った濃いグレーである「チャコールグレー」や黒と白の中間の「ミディアムグレー」、青みを含んだ「アッシュグレー」など、グレーにはさまざまな種類があります。
今回紹介するライトグレーは、グレーの中では最も明るい、白に近い色です。 ビジネススーツの色で定番とされているチャコールグレーやネイビー、ブラックなどのダークカラーとは異なる個性をもっています。
ライトグレースーツの大きな特徴は、一般的なダークカラーのスーツとは異なる色味です。 手持ちのスーツの中に、今までになかったライトグレーというラインナップを新たに加えることで、コーディネートの幅が広がります。 ここからは、ライトグレースーツのもつ3つの魅力を紹介します。
一般的に、スーツの色で多く選ばれているのはネイビーやダークグレー、ブラックなどの色です。 そのため、ライトグレースーツを着ているだけでも周囲と比べるとある程度目立ち、相手の印象に残る可能性があります。 そして、ただ印象に残るだけではなく、「どんな人に見えるか」という周りに与える客観的な印象も着ているスーツの色によって異なります。 ライトグレーの場合は以下のような印象を与えられます。
ライトグレースーツの与える印象の一例
・上品
・控えめな
・繊細な
・優しい
・都会的
・カジュアル
・爽やか
・若々しい
上記のように、ライトグレーという色にはポジティブな印象を多く与える効果があります。 ライトグレースーツを着こなすことで、今までとは異なる印象を周囲に与え、ご自身の魅力を引き出すことにもつながります。 また、ライトグレースーツは周りのダークカラーのスーツよりも良くも悪くも目立ちます。
“目立っている”ということを自覚し、スマートな立ち振る舞いや仕事ぶりを意識することで、スーツを着ているご自身の気持ちにも前向きな変化が現れるでしょう。
写真撮影の際に、光を反射させて被写体を明るく見せるために使う「レフ板」という白い板状の道具をご存じでしょうか? ライトグレースーツは白に近い明るい色のため、レフ板と同じく光を反射する「レフ板効果」をもっています。
ライトグレースーツを着ているとレフ板効果によって顔が明るく見えるため、自然と明るい人柄の印象を与えられます。 そのため、プレゼンや商談などコミュニケーションが重要な場では特にプラスの効果を引き出してくれるでしょう。
スーツを着こなす際は、シャツやネクタイとの色を合わせたコーディネートが重要です。 「今までダークカラーのスーツに合わせて使っていたシャツやネクタイはライトグレーとは合わないかな?」 「ライトグレースーツにどんな色をコーディネートすればいいのかわからない……。」 とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ライトグレーは色味をもたない「無彩色」に属するため、どんな色でも組み合わせられるという特徴があります。 つまり、実はライトグレースーツのほうがダークカラーのスーツよりもコーディネートは簡単なのです。 一緒に合わせるアイテムの色によって、同じライトグレースーツでも異なる印象を与えることも可能です。 そのため、同じ一着のライトグレースーツでもTPOやシチュエーションに合わせてさまざまなコーディネートを楽しむことができます。
ここからは、ライトグレースーツを着こなしてより魅力を引き出すためのポイントを紹介します。
ライトグレースーツはどんな色も合いますが、スマートに着こなすには、紺色やネイビーなどの無地のネクタイが特におすすめです。 ライトグレーは、ものが膨らんで大きく見えるように錯覚させる効果のある「膨張色」という色に分類されます。 そのため、ライトグレースーツを着ると、人によっては実際よりもやや太って見えてしまう場合も。
膨張して見えないようにするためには、紺色や濃いグレーなどの「収縮色」のアイテムを取り入れると効果的です。 収縮色には、ものを引き締めて見せるという膨張色とは逆の効果があります。 色味の印象だけでなく、膨張色と収縮色の役割を意識して、ライトグレースーツをおしゃれに着こなしましょう。
ビジネスシーンでライトグレースーツを着こなす場合は、薄いピンクやブルー、ホワイトなど淡い色の無地のシャツがおすすめです。 淡い色のシャツとライトグレースーツを組み合わせることで爽やかな印象を与えられます。 ただし、無地のアイテム同士で合わせていくと地味な印象になる可能性もあります。
その場合は柄のついたネクタイやポケットチーフを取り入れることで地味すぎず派手すぎないコーディネートを作ることができます。 また、ビジネスシーンには使いづらいですが、ライトグレースーツに黒のシャツと黒やグレーのネクタイを合わせるとグラマラスな印象の着こなしも可能です。 ビジネスシーンとプライベート、それぞれに適した組み合わせでライトグレースーツのコーディネートを楽しみましょう。
ライトグレーのスーツを無地で着こなすのも素敵ですが、よりスーツスタイルをグレードアップして楽しみたいなら、ストライプやチェックなどの柄を組み合わせるのもおすすめです。ここからは、ライトグレースーツと相性のいい柄について紹介します。
光の当たり具合や見る角度によってストライプが浮き出てくるシャドーストライプ。遠くから見ると無地に見えるような、目立ちにくいストライプ柄です。
控えめで主張し過ぎないデザインのため、上品で誠実な印象を与えられます。
ピンストライプは、細かく小さい点が連続してストライプになっている模様です。シンプルでスマートな印象のため、柄物初心者の方もチャレンジしやすいといえます。
ペンシルストライプは、鉛筆で書いたような線の太さのストライプ柄です。ピンストライプと比較すると主張が強く、スタイリッシュな印象に仕上がります。
チョークストライプはチョークで書いたような線の太さのストライプ模様です。少しにじんだ輪郭が特徴で、力強い印象を生み出します。フランネル素材との相性がよく、秋冬シーズンに合わせることが多いです。
日本では「千鳥格子」として知られるチェック柄です。小さめのハウンドトゥースは上品な印象になることから、ビジネス用スーツでもよく用いられます。 一見無地のように見えるため、柄スーツを初めて着る方でもトライしやすいのが特徴です。
グレンチェックはイギリスの伝統的なチェック柄で、千鳥格子とヘアラインストライプ(細いストライプ)を組み合わせたチェックパターンを指します。知的でクールな印象で、大人っぽい雰囲気を演出したいシーンに最適です。
ウィンドウペンはガラス窓という意味で、縦と横に細い直線が入り交差し、窓枠のように見えるチェック柄です。トラディショナルな印象を与えるため、子供っぽくならず、洗練された印象を与えます。
ライトグレーのスーツをおしゃれに着こなすなら、足元に合わせる靴にもこだわりましょう。ここからは、ライトグレースーツと靴の合わせ方について紹介していきます。
ライトグレースーツをフォーマルなシーンで着用する際には、ブラックの革靴を合わせるのがおすすめです。ブラックはダークトーンのため、よりフォーマルな印象が高まります。
また、明るめの色調であるライトグレーのスーツを足元のブラックが引き締め、全身をすっきりとまとめてくれるのもメリットです。
フォーマルシーンでスーツを着用する場合、靴のデザインは「ストレートチップ」や「プレーントゥ」がマッチします。
「ストレートチップ」は穴飾りのないシンプルなデザインです。シックな雰囲気をもった靴のため、冠婚葬祭やオケージョンシーンでも利用できます。
「プレーントゥ」はつま先に装飾のないデザインのことで、オンオフ問わず使える汎用性の高さが魅力。なかでも内羽根のプレーントゥはかしこまった印象が強く、ビジネスシーンでも活躍します。
ライトグレースーツをカジュアルなシーンで着用する場合は、ブラウンの革靴が選択肢に挙がります。ブラウンはブラックに比べてリラックス感が漂うため、カジュアルな装いにマッチします。
明るい色調のライトブラウンだとよりカジュアル感がアップして、暗めのダークブラウンだとフォーマルな印象に近づきます。
全体的に明るいアイテムでコーディネートするとぼやけた印象になるため、シャツやネクタイが明るめのカラーの場合は、靴は暗めのブラウンを合わせるのがよいでしょう。
ライトグレーのスーツが似合う人には共通の特徴があります。ここからは、ライトグレーのスーツが似合う人の特徴を紹介します。
肌の色が色白な人はライトグレーと相性が良い傾向にあります。明るいグレーが白い肌をより映えさせ、爽やかでフレッシュな印象を与えることができます。
一方、肌が黄みがかっている人はライトグレーとの相性が良いとはいえません。肌が黄みがかっている人がライトグレーのスーツを着用すると、本来よりも肌がくすんで見えてしまい、老けた印象になってしまうからです。黄みを帯びた肌の人には、ベージュやブラウン系の色がよく似合うので、ぜひチェックしてみてください。
グレーはさまざまな色と合わせやすいのがメリットですが、逆に主張の少ない色という側面もあります。
そのため、薄い顔立ちの人がグレースーツを着用すると、ぼやけた印象を与えてしまう可能性があるため注意が必要です。
特に明るいトーンのライトグレーは淡い色味のため、よりぼやけた印象になりやすく、顔の印象を弱くしてしまう場合があります。
一方、顔立ちがはっきりした人がライトグレーを取り入れることで、軽快で柔らかい印象に中和でき、じぶんの長所を活かすことができるでしょう。
明るい色調であるライトグレーのスーツは、ブラックやダークグレーなどと比べると体の輪郭がぼやけるため、太って見えてしまう傾向にあります。
そのため、細身の人が着用すれば、スリムな体型を活かしたスタイリッシュなイメージをより強調することができるでしょう。
一方、着やせを重視したい方は、ダークトーンのスーツを選択して、体のラインをすっきり見せるのがおすすめです。
ライトグレースーツはダークカラーと比べると華やかでカジュアルな印象があります。 そのため、業界の傾向や社風などによってライトグレースーツが適しているかどうかは異なります。 一般的な企業での商談などでは少々難易度が高いですが、ブラックの強い色味であればビジネスシーンでも着こなすことができます。 ライトグレースーツは、どちらかというと役職者や経営者などの立場の方におすすめです。 または、アパレルやデザインなど比較的カジュアルな服装の業界であればライトグレースーツを魅力的に着こなすことができるでしょう。
ここからは、ライトグレースーツに関する代表的な疑問をピックアップして回答していきます。
グレーのなかでも淡い色合いのライトグレーは、華やかな印象を与えられる一方、ゲストとして参列する際にはややカジュアルに捉えられてしまう恐れがあります。
また、新郎の衣装で人気カラーのシルバーグレーとライトグレーは似ている点にも注意が必要です。主役である新郎の装いと近しい印象になってしまうため、ゲストとして参列する際にはライトグレーは避けた方が無難といえます。
ただし、比較的自由に着こなしを楽しめる二次会の場では、ライトグレーのスーツを活用するのもよいでしょう。
業界や企業によっては、ライトグレーといったカジュアルなイメージのスーツを着用してもよいケースがあります。
ファッション系や美容系など、服装でセンスや個性をアピールできる企業を面接するときには、ライトグレーのスーツも選択肢に入れてみましょう。
一方、金融や法律といった業界では、堅実さを重視する傾向があるので、無地のブラックやネイビーといったシンプルなダーク系スーツを着用するのが適切です。
ライトグレースーツは明るさがあり生地感が目立つので、チープに見えない上質なタイプを選ぶのがおすすめです。
また、季節感を考慮して生地感を際立たせるのもよいでしょう。
春夏シーズンなら、「コットン」「リネン」「サマーウール」など清涼感のある素材を使った生地が調和します。ほかにも、凹凸感がある「シアサッカー」や「コードレーン」といった通気性が高い生地も暑い時期に適しています。
一方、秋冬シーズンは「ウール」「カシミヤ」「モヘア」などの素材を使用した生地が代表的です。また、「ツイード」「コーデュロイ」「ヘリンボーン」といった温かみのある表情の生地も選択肢に挙がります。
以上、ライトグレースーツの魅力や着こなしのポイントについて紹介いたしました。 ライトグレースーツは、一般的なダークカラーのスーツよりも明るい色のため唯一無二の魅力があります。 ライトグレースーツを着ることで明るく華やかな印象を与えることができ、一着でさまざまなコーディネートを楽しめます。
どんな色も合うため、膨張色がご心配な場合はネクタイの色などで調整することも可能です。 コーディネートのバリエーションを増やすには、これまで挑戦してこなかった色味のスーツを新たに取り入れることをおすすめします。 本記事で少しでもライトグレースーツにご興味を持っていただいた方は、ぜひライトグレースーツのご購入をご検討ください。
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