銀座・表参道界隈のワンランク上のおすすめ高級オーダースーツ店10選 > お役立ちコラム > ネイビースーツの着こなしとおすすめのコーディネート
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ファッション用語のひとつである「アズーロ・エ・マローネ」。なんだか呪文のようなこの言葉、一体どんな意味があるのでしょうか?ここではアズーロ・エ・マローネについて、そして注目される理由とコーディネートのポイントを解説します。
イタリア語で「青」と「茶」を意味し、コーディネートにおいてこれらの色をバランス良く取り入れていればアズーロ・エ・マローネとなります。もう少し詳しく説明すると「アズーロ」が青色、「マローネ」が茶色を意味します。アズーロはアズーリの複数形名詞になり、青を意味することからアズーリ=青色、マローネはマロンを意味することから2つを合わせてアズーロ・エ・マローネとなりました。この2色はイタリア人のファッションにおいて絶対的な方程式になるため、コーディネートで欠かせない色と言って良いでしょう。
そもそもなぜ、アズーロ・エ・マローネがファッション業界において良いと言われているのでしょうか?ひと言で言うと“落ち着きと華やかさ”を併せ持っているからです。黒×茶色よりも青×茶色のほうが統一感があり印象もアップします。また黒だと重苦しくなりがちですが、青なら爽やかさがプラスされ軽やかになります。
また色彩学において茶色は黄色のグループになり、青系との相性が良いと言われています。コントラストが強調されるため魅力的に映りやすいのでしょう。またアズーロ・エ・マローネは青と茶色しか使わないので、着回しも自由自在。そういったところも注目される理由になります。
では、アズーロ・エ・マローネのコーディネートにチャレンジする場合、どんなことに気をつけたら良いのでしょうか?ポイントはスーツを青に、小物類を茶色にします。たとえばネクタイや靴、ベルトなどを茶色にするだけでOKです。2色以外使わないので、意外とコーディネートは簡単。また茶色の小物類で統一するとまとまり感が生まれるので、オシャレが苦手な人でも自然と魅力的な雰囲気にしてくれます。
「アズーロ・エ・マローネ」だけ聞くと難しく思われがちですが、青と茶色でコーディネートするので初心者の方でも簡単にチャレンジしやすいでしょう。
日本では黒のスーツが主流ですが、実は海外において黒いスーツはNGと言われています。もちろん日本でもビジネスシーンで黒いスーツを着るのは賛否両論ありますが、海外ではより厳しい意見が多いので海外赴任になる場合は注意が必要です。
日本では見た目より中身を重視されるケースがほとんどです。どんなに暗い印象がある方でも、高学歴や有資格者であれば優位になります。職種によって多少見た目が重視されることもありますが海外に比べると中身>見た目になるでしょう。一方で海外では仕事スキルだけでなく「見た目」も重視されます。仕事ができても見た目の印象が悪いとマイナスになりやすいので、暗く見られがちな黒いスーツはビジネスシーンではNGになりやすいのです。
では、スーツ以外の小物類は黒でも良いのでしょうか?実はこれもNGになりやすいので要注意。オシャレをしなければいけないというわけではありませんが、装いと持ち物でマイナスイメージになることもあるので、グローバル企業に勤めたいと考えている方は気をつけてください。
ビジネスシーンでは、スーツの色も見た目の印象に影響します。服装でも黒っぽいとマイナスイメージを与えやすいのですから、仕事ではなるべく好印象になるような色を選びましょう。もちろんTPOに合わせることも大切なので、ただ黒以外のスーツを着たら良いというわけではありません。そこも注意しながら、おすすめは「ネイビー」「グレー」。新しいスタイルを試してみたい方は「ブラウン」もおすすめです。
ネイビースーツはもともと青系なので、無難に白色のシャツがおすすめです。白はシーンを選ばないのでコーディネートしやすいですし、ブルーは清潔感があるので好印象を与えます。また色気をプラスしたいならピンクもおすすめ。ネイビーも濃度はさまざまですから、色味に合わせてシャツの色を選ぶと良いでしょう。色味が強い場合は無地が安全です。
また初めてのネイビースーツでシャツの合わせ方に迷っている方は白から入ると◎。統一感を出したいのであれば、シャツだけでなくネクタイも同色にするとバランスが良くなります。 ちなみにビジネスシーンでネイビースーツを着用する場合は、派手な印象にならないように落ち着いた印象にまとめるのも大切です。
ネクタイの場合、デザインもそうですが素材も意識しましょう。リネン素材はハリ感がありワンランク上の印象を与えます。春~秋まで幅広い季節に着用できるので、取り入れやすいのも◎。ネクタイひとつでオシャレな印象にも定番スタイルにも見せることができますからじっくり選びたいところです。
ネイビースーツに合わせる靴は、黒またはブラウンがおすすめです。ビジネスシーンではカジュアルな印象はNGなので、むしろこの2色以外の靴を合わせるのは避けたほうが良いでしょう。ネイビースーツ以外との相性も抜群です。黒の靴は上品な印象を与え、落ち着きがあります。一方でブラウンの靴は柔和な印象に。
イタリアではアズーロ・エ・マローネと言ってブラウンはオシャレな色として扱われていますから、ビジネスシーンにおいても靴にプラスすることでオシャレな印象にしてくれるでしょう。 靴のデザインは「プレーントゥ」や「ストレートチップ」が無難です。
ベルトの色は靴と同色で構いません。基本的に小物類は色を統一したほうが良いので、靴が黒なら黒のベルトを合わせたほうが効果的です。また統一されていることですっきりとした印象を与えられるので見た目の印象もグンと上がるでしょう。
スーツの最上級とも言われているスリーピーススーツ。ジャケットの下にベストを着用しているのでジャケットを脱いでもだらしない印象を与えずスタイリッシュに着こなすことができます。また高級感があるのもスリーピーススーツの良いところ。
ネイビースーツはコーディネートの仕方によって派手なイメージにも落ち着いたイメージにもなります。そのため中に着用するものを工夫することがポイントです。たとえばシャツの色を白やブルーにするとネイビースーツの派手さが落ち着き清潔感もプラスされます。また引き算コーディネートと言って色味を統一させるのもおすすめです。
ネイビースーツはビジネスシーンにも着用できる優秀な色ですが、「なんだか派手になる…」という方は、ぜひ引き算コーディネートで男性らしいすっきりとした印象を演出してみてください。もちろんシーンに合わせてコーディネートすることも大切です。「ネイビースーツにチャレンジしてみたい」「コーディネートに迷っている」という方は、今回紹介したポイントを押さえてから着こなしてみてください。
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