頑固なシワにはスチームアイロンで解消
自分でほぐしても、ネクタイのシワが解消されない場合には、スチームアイロンで伸ばす方法が有効です。
生地に蒸気を当てることで、シワが伸びやすくなるので、何度もアイロンを当てて、シワの解消に努めていきましょう。
シワの伸ばし方としては、ネクタイに当て布をして、少し離した状態でアイロンのスチームを当てます。生地を傷めないコツとしては、生地に直接当てないことが重要です。
ネクタイの表と裏にアイロンをかけて、シワを解消するように当てていきます。
頑固なシワは一度のアイロンがけで解消することは難しいので、数回繰り返して綺麗なネクタイに戻していきましょう。
生地を傷めないためにアイロンがけで注意すること
頑固なシワには、アイロンがけで解消させることが重要ですが、やり方を誤ると生地を傷めてしまう可能性があります。
どのようなことに気を付けないといけないのでしょうか。
まず大切なのは、アイロンを上から押し付けないことです。
立体的に仕上げるためにも、浮かせてアイロンを使用することで、仕上がりもよく生地が傷むことを防いでくれます。
アイロンの温度にも注意しましょう。
ネクタイはシルク素材で出来ていることが多く、160℃以上になるとシルクが傷んでしまう可能性があります。ネクタイをアイロンがけする時は、温度に注意しながらシワ伸ばしを行っていきましょう。
ネクタイにシワが出ないための保管方法
ネクタイは使用することで、シワが発生しやすくなりますが、他にも保管方法が悪いことでもシワが発生することがあります。そのため、保管方法には十分注意して管理することが重要です。
主にネクタイの保管方法は、「吊るす」・「丸める」・「平置き」があります。
ネクタイを吊るす場合は、ハンガーなどにかけることで見やすく取り出しやすいのが特徴です。ただ生地の重さでネクタイが伸びてしまい、全体的なバランスが悪くなる可能性があります。
丸める保管方法は、コンパクトで場所を取らない代わりに、シワが伸びにくく、綺麗な形を維持するのが難しくなるのが特徴です。
一番いい保管方法なのは、平置きになります。
シワの発生を抑制し、生地が傷むことがほとんどありません。しかし、場所を取ってしまうことがあるので、収納場所には注意が必要です。