ホーランド&シェリーで仕立てるオーダースーツの特徴と着こなし
ホーランド&シェリー(HOLLAND&SHERRY)は、1836年に設立され、これまでに180年を超える歴史を持っている英国最大の織物商です。どのような特徴のオーダースーツを作ることができるのか、着こなし方のポイントは何かなどについてご紹介しましょう。
ホーランド&シェリーで仕立てるオーダースーツの特徴
ホーランド&シェリーの大きな特徴とも言えるのが、特殊な織機で作られた貴重な生地である「ドブクロス」です。最新の織機では横糸を1分間に600回通すことができるのに対し、ホーランド&シェリーの織機は1分間に約100回しか通すことができず、1日に40メートルほどしか織ることができません。
高速の織機に比べて、やわらかな風合いと弾力性の高さが特徴的な生地に仕上がります。
幅広い種類の生地
コレクション数が豊富なことでも知られており、コットンやシルク、リネン、カシミヤ、ビキューナなどの素材を取り扱っています。また、色柄の種類も豊富で、年間にすると平均で3,000パターン以上ものコレクションを発表しているのです。
オーダースーツを作る際の選択肢も豊富なので、自分にとって本当に好みの1着を作り上げることができるでしょう。
ホーランド&シェリーのおすすめスーツの着こなし方
ホーランド&シェリーでオーダースーツを作る際には、どのような着こなし方があるのでしょうか。生地の特徴や着こなしのポイントを紹介します。
ケープホーンでフレンチカラーを着こなす
耐久性に優れた素材であるケープホーンは、99%のウールと1%のカシミヤでできています。色柄の種類が豊富なので、個性的なスーツを求めている方でも納得できるでしょう。
秋冬に活躍する落ち着いたカラーもあり、様々な着こなしが楽しめそうです。フレンチカラーのスーツは着こなしが難しいと思われがちですが、白シャツや青シャツとの相性もよく、ネクタイも何色でも合わせやすいのが魅力だといえます。
お気に入りの小物類を組み合わせて着こなしてみましょう。
クラシックウールンフランネルは秋冬に最適
クラシックウールンフランネルは、95%のラムズウールに5%のカシミヤを混紡しており、温かみのある生地が特徴です。こちらも様々な色柄がありますが、無地の種類も豊富なので、シンプルなカラーのオーダースーツを求めている方にも向いています。
暗い色を選ぶ場合、濃い黒だと喪服に近くなるので少し明るめの色を選択しましょう。白シャツや青シャツとの相性もよく、無地のネクタイとも合うので着こなしやすいです。
チェック柄ならモナーダモア
無地なシンプルなスーツよりもチェック柄が好みなら盛夏用スーツ生地であるモナーダモアがおすすめです。グレースーツならビジネスでも活躍します。白シャツ・赤ネクタイと組み合わせた着こなしがかっこよく決まりやすいです。
個性的な色柄も豊富
とにかく素材の種類が豊富なブランドを選びたいと考えている方にもホーランド&シェリーはおすすめです。他のメーカーではあまり取り扱いのないような少し派手目のチェックや目立つカラーも取り扱っているので、周りの人とはひと味違ったオーダースーツを楽しみたいと考えている方も検討してみてはいかがでしょうか。