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歴史として比較的新しいメンズスーツのスタイルの紹介

メンズスーツの歴史は、比較的新しく19世紀の半ばといわれています。
メンズスーツの元となる背広は、17世紀のヨーロッパまでさかのぼります。
日本には、幕末末期の19世紀後半に伝わってきたといわれています。メンズスーツの歴史についてひも解いていきます。

メンズスーツの原型は?

メンズスーツの原型は、フロックという16~17世紀におけるヨーロッパの農民が着ていた長い丈と長い袖の服といわれています。その後、一般市民に広がり外出着としてフロックコートに変化していきました。
18世紀に入ると、イギリスにてシャツやベストやズボンにネクタイやフロックコートを組み合わせた外出着がイギリス紳士の正装として認められるようになり、メンズスーツの原型として確立した歴史があります。

メンズスーツの始まり

現在のメンズスーツの始まりは、19世紀のビクトリア王朝時代といわれています。
当時の男性は、燕尾服が正装とされていましたが、燕尾服では堅苦しいので、ラウンジスーツとして現在のメンズスーツが始まることになりました。はじめはノーベントスタイルでしたが、20世紀の半ばからサイドベントが流行してきました。

メンズスーツのいろいろなスタイル

イングリッシュ・ドレープスーツ

1930年代にイギリスで流行したスーツスタイルで、肩幅や胸幅をゆったりとし、ウェストを絞り、ヒップ部分をフレアにするといった男性美を追求したスタイルです。

ボールドルック

1940年代にアメリカのシカゴを中心に流行したスタイルで、肩パッドを入れ、肩幅、ラペル、ネクタイの幅、を全て広くして男らしさを追求したスタイルです。

ミスターTルック

ボールドルックの反動として1950年代に流行した、肩幅やラペルを狭くした、全体的にスリムなスタイルを強調したものです。

アイビースタイル

アメリカの高学歴8大学の学生たちが好んだ服装で、ジャケットはなで肩の三つボタンスタイルで、襟は短い折り返しでズボンは細めというスタイルです。

メンズスーツの歴史についてのまとめ

メンズスーツの歴史は、17世紀のヨーロッパで始まり、農民が着ていた外出着から発展し、イギリス・アメリカでさまざまなスタイルが考案されて、現在に至っています。
日本には19世紀後半に伝わり、さまざまなスタイルを取り入れながら、日本人の体型に合ったスタイルを確立してきています。

 

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