結婚式でマナー違反にならないために気を付けるべきベルトの選び方とは?
結婚式に出席する際の服装で、気を付けたいのがベルト(バンド)です。モーニング・タキシード・燕尾服を着用するケースではサスペンダーを使うため、バンドは要りません。
けれど略礼装のブラックスーツを着用するなら、バンドは必須です。バンド無しの略礼装はマナー違反となります。
フォーマルな場面におけるバンドの選び方を紹介いたします。
冠婚葬祭向きのバンドの基本
マナーに従ったベルトの選び方で押さえておくべきポイントは、「革製」「黒色」「装飾無し」「シンプルなバックル」です。結婚式のような慶事の際は、靴のカラーに合わせたブラウン系統のバンドにしても問題ありません。
但し、黒いバンドと黒い革靴の組み合わせは冠婚葬祭における汎用性が高いため、セットとして揃えておくことをお勧めいたします。バンドの素材
革製が常識です。けれど、合皮はマナー的に良くありません。選び方に拘って、本革にしましょう。バンドの幅
バンドの幅は広いほどカジュアルな(気軽な)感じに、狭いほどドレッシーな(改まった)印象になります。
ベルトの幅はおおよそ細(3㎝以下)・中(3~3.5㎝)・太(4㎝以上)に分かれますが、フォーマルな場面での太バンドの使用は止めましょう。
細バンドは洗練された印象を、中バンドは真面目で安定した印象を、周囲に与えます。ステッチと厚み
フォーマル寄りのバンドは、両端に細い糸でステッチが入っています。
更に厚みに関しては、中央部分が膨らんで端にいくほど薄くなっているのが特徴です。
対してカジュアル寄りのバンドは平面的で、ステッチの糸が無かったり太かったりします。
結婚式では、当然フォーマル寄りのバンドを用いましょう。
大切なベルトのサイズ感
結婚式における略礼装でベルトを使用する際に気を付けていただきたいのは、サイズ感です。ビジネスタイプのバンドには、普通5個の穴が開いています。
マナーを守るなら、真ん中の穴を使用するようにサイズを調整しなければなりません。
バンドの選び方で失敗してしまうと外寄りや内寄りの穴を使わざるを得なくなり、腰回りのサイズ感が見苦しくなってしまいます。
またバックルが目立つバンドも、避けるようにしましょう。