銀座・表参道界隈のワンランク上のおすすめ高級オーダースーツ店10選 > お役立ちコラム > オシャレ上級者を目指すためのオーダースーツのボタンの選び方

オシャレ上級者を目指すためのオーダースーツのボタンの選び方

オーダースーツのボタンの選び方は簡単そうで難しく、それぞれの素材の特徴やシチュエーションによっての使い分けと考慮すべき点がいくつかあります。ビジネスマンはビジネスシーンで使うことを想定して選択をしないといけません。オシャレ上級者を目指すためのオーダースーツのボタンの選び方を理解し、適した選択をしていきましょう。

スーツのボタン数と種類が与える印象とは?

スーツのデザインにおいてボタンの数や種類が、全体の雰囲気や印象を大きく左右することをご存じでしょうか?スーツにおけるボタンの役割は、単なる機能性を超えて、視覚的なバランスやスタイルに直結します。この章では、ボタンの数が与える印象や選び方のポイントについて詳しく解説します。

 

ボタンの数がスーツ全体の印象を左右する理由

スーツのジャケットに使用されるボタンの数は、単にデザインの一部にとどまらず、着用者の印象を大きく左右する重要な要素です。一般的に、二つボタンはモダンで洗練された印象を与え、ビジネスシーンに最も適しています。二つボタンのスーツはVゾーンが広く開き、シャツやネクタイが強調されるため、全体のバランスが取りやすい特徴があります。一方、三つボタンのスーツは、クラシックで伝統的なスタイルを好む方に向いています。特に背の高い方が着用すると、縦のラインが強調され、スタイルアップ効果が期待できます。

 

ボタンの数が少ない一つボタンのスーツは、フォーマルな場面やトレンドを意識したシーンで着用されることが多いですが、注意点もあります。一つボタンは全体のシルエットがシンプルになる分、ボタンの位置やフィット感が重要です。また、これらのボタン数の違いは、見た目だけでなく着心地や動きやすさにも影響します。そのため、デザイン性と実用性を兼ね備えたバランスの良い選択が求められます。

二つボタンと三つボタン、それぞれの特徴と選び方

二つボタンのスーツは、現代のビジネススーツの定番スタイルです。このデザインは、ジャケットのボタン位置がやや低めに配置されているため、体型を引き締める効果があります。また、ネクタイやシャツがよく見えるVゾーンの広さが、上半身に適度な余裕を感じさせるため、相手に好印象を与える要素となります。二つボタンのスーツは、多くの体型や場面に適応する万能さが魅力です。

 

一方で、三つボタンのスーツは、フォーマル度を高めたい場合や、クラシックな印象を演出したいときに最適です。三つボタンはボタンが上まで並ぶため、胸元をしっかりとカバーし、縦長のシルエットを強調します。しかし、三つボタンのスーツを着る際には、一番上のボタンを留めないのが基本のマナーです。このマナーを守ることで、全体のシルエットが自然になり、無駄な硬さを排除できます。

 

選択の際には、自身の体型や着用シーンを考慮することが重要です。例えば、低身長の方は三つボタンよりも二つボタンを選ぶ方が、バランス良く見える場合が多いです。また、カジュアルなシーンであれば、一つボタンや三つボタンで個性を演出することも可能です。

ボタンの各種類による特徴

オーダースーツを格上げするボタンの各種類にはそれぞれ異なる特徴があります。適した選び方をするにあたって特徴を無視することはできません。水牛は高級な素材でラグジュアリーな光沢を放っています。ビジネスシーン用の場合は落ち着きを持たせるためにツヤ消しのものもあります。貝は上品さを演出するのに適した種類で、表面に凹凸があるのが特徴です。

ナットはヤシの実から作られ、ツヤが抑えられて使いこんでいくと風合いが増していきます。オーダースーツとの親和性が高いのも魅力的です。練りは水牛の代用品として用いられ、摩擦に強くて低コストであるのが特徴です。くるみは半球型や穴の空いたものとさまざまな形状のものがあります。
 

ボタンの素材とスーツの格を決める関係性

スーツの格を引き上げるためには、生地やシルエットだけでなく、ボタンの素材選びが重要な役割を果たします。ボタンの素材がスーツ全体の印象を決定づける要素となるため、その特性や適したシチュエーションを理解して選ぶことが大切です。

高級感を演出する水牛ボタンの魅力

水牛ボタンは、天然素材ならではの美しい光沢と、深みのある色味が特徴です。その高級感は、オーダースーツをより洗練された印象に仕上げてくれるため、特にビジネスやフォーマルな場面で重宝されます。水牛ボタンには、黒や茶色など落ち着いた色合いのものが多く、スーツの色味と自然に調和します。

 

また、水牛ボタンにはツヤ消し加工が施されたタイプもあり、光沢を抑えたい場面や控えめな印象を求めるシーンに最適です。これにより、スーツ全体の雰囲気を落ち着かせつつ、素材の高級感を損なわないバランスが実現します。ただし、水牛ボタンはコストが比較的高い点がデメリットとなることもあります。そのため、頻繁に着用するスーツや長く使いたいスーツに取り入れるのが賢明な選択です。

ナットや貝ボタンがカジュアルスーツで映える理由

ナットボタンはヤシの実から作られる天然素材で、環境に優しいエコ素材としても注目されています。このボタンは、カジュアルスーツやジャケットとの相性が良く、使い込むことで独特の風合いが増すため、個性的なスタイルを楽しみたい方に向いています。特に、リネンやコットンなど軽めの素材を使用したスーツに合わせると、ナチュラルで柔らかな印象を演出します。

 

貝ボタンは、その繊細な光沢と涼しげな印象が特徴で、特に夏のカジュアルスーツに最適です。貝ボタンの表面に見られる凹凸や自然な色の濃淡は、スーツ全体に軽やかさを与えます。たとえば、ライトグレーやベージュのスーツに貝ボタンを合わせると、上品で爽やかなイメージを引き出すことができます。

 

ナットや貝ボタンは、どちらもカジュアルな印象を強調する素材でありながら、取り入れ方次第で洗練された雰囲気を演出することも可能です。そのため、日常使いのスーツや季節感を表現したいシーンで取り入れるのが良い選択と言えます。

 

季節ごとのおすすめボタン素材と選び方

スーツのボタン選びは季節ごとの気候やシーンに応じた工夫が求められます。適切な素材やデザインを選ぶことで、着用感を高めるだけでなく、見た目の印象も大きく変わります。ここでは、春夏と秋冬それぞれに適したボタン素材と選び方を詳しく解説します。

春夏シーズンに適した軽やかなボタン

春夏のスーツに求められるのは、軽やかさと清涼感です。この季節に適したボタン素材としては、ナットやプラスチックが挙げられます。これらは軽量で通気性が良く、汗ばむ時期でも快適な着用感を保てます。また、透明感や明るい色味のボタンを選ぶことで、視覚的な涼しさを演出できます。

 

貝ボタンは特に夏のスーツにおすすめで、その控えめな輝きが涼しげな印象を与えます。ライトカラーのスーツと組み合わせると、全体が爽やかでエレガントなスタイルに仕上がります。さらに、白や薄いパステルカラーのボタンを選ぶと、季節感を強調できるでしょう。ただし、明るい色のボタンは汚れが目立ちやすいため、メンテナンスに注意が必要です。

秋冬に映える温かみのある素材の特徴

秋冬のスーツには、温かみを感じさせる素材のボタンが適しています。代表的なものには、水牛ボタンやウールで覆われたくるみボタンがあります。これらは重厚感があり、厚手のウールスーツやツイード素材と抜群の相性を誇ります。特に、ダークトーンの水牛ボタンは、フォーマルな場面やビジネスシーンで頼りになる選択肢です。

 

また、ブラウン系やダークグリーンのボタンは、秋冬特有の深みのある色合いと調和し、シックな印象を与えます。さらに、メタルボタンを取り入れることで、クラシックかつ重厚な雰囲気を演出することも可能です。これらの素材や色合いを活用して、季節感にマッチしたスタイルを楽しみましょう。

ビジネスシーンで適した選び方とは

オーダースーツをビジネスシーンで着用する場合、第一候補とすべきは高級感も落ち着きも演出できる水牛です。貝も上品な輝きがあって、爽やかさを演出するにあたっても適しています。ほかのボタンはカジュアルジャケットに使うのに適しており、ビジネスシーンではカジュアル感が強すぎる場合もあるのが注意点です。


オーダースーツのボタンの選び方はシチュエーションありきと心得た方がよいでしょう。ビジネスシーンでは悪目立ちせず、基本に忠実なコーディネートをするのが基本となります。ボタンの選び方を間違えてしまうと全体のバランスが損なってしまうかもしれません。オーダースーツを上品に見せられる装飾品として機能するかをシチュエーションから考えていくのがおすすめです。
 

スーツのボタン配置が与える機能性と美しさ

スーツジャケットのボタン配置は、単なる装飾ではなく、スーツの機能性と見た目のバランスを決定づける重要なポイントです。正しい配置は体型を引き立てるだけでなく、全体のスタイルをより洗練された印象に仕上げます。この章では、スーツのボタン配置がもたらす効果について解説します。

 

ジャケットのボタン位置が体型をカバーする仕組み

スーツジャケットのボタン位置は、視覚的に体型を補正する効果があります。例えば、ボタンが低めに配置されている二つボタンのスーツは、上半身を引き締めて見せる効果があり、腰の位置を高く見せることで脚長効果も得られます。一方、三つボタンのスーツは、ボタンが胸元から並ぶため、背が高い人の縦長のラインをさらに強調し、堂々とした印象を与えます。

 

さらに、一つボタンのジャケットは、全体のデザインがシンプルでモードな印象を与えるため、ファッション性を重視したいシーンに適しています。ただし、ボタンの位置が高すぎると体型が崩れて見える場合もあるため、ジャケットをオーダーする際には、体型に合ったボタン配置を相談することが重要です。

 

実用性とデザイン性を両立させる配置のポイント

ボタン配置はデザイン性だけでなく、スーツの実用性にも影響を与えます。例えば、二つボタンジャケットでは、上のボタンを留めたときにウエストが引き締まることで、着用時の動きやすさと美しいシルエットが両立します。三つボタンのスーツでは、一番上のボタンを開けた状態が基本となるため、視覚的な軽さが生まれ、胸元の窮屈さを避けることができます。

 

また、ダブルブレストのジャケットでは、ボタンの配置が全体のデザインを決定づけます。6×2の配置(6個のボタンのうち下の2つを留めるタイプ)はクラシックでエレガントな印象を与えますが、4×1の配置(4個のボタンのうち下1つを留めるタイプ)はより軽快でモダンな印象となります。これらのボタン配置を選ぶ際は、自分がどのような場面でスーツを着用するのかを考慮し、機能性とデザイン性を兼ね備えた選択をしましょう。

 

スーツと同系色でまとめるのがおすすめ

オーダースーツのボタンはカッコよくもダラしなくもしてしまう装飾品であり、スーツ全体を柔らかくしてくれたりシルエットの引き締めに役立ったり魅力を引き立たせる役割を担っています。ビジネスシーンで適した種類を選択するのはもちろん、どの色を選択するかの選び方も覚えておくべきです。基本となるのはスーツと同系色でまとめることです。目立ちすぎることなく、スーツ全体の色合いと調和します。
ネクタイやシャツと同じく、ひとつのアイテムが目立ちすぎるのはトータルバランスを考えるにあたって避けるべきです。仕事のときに毎日着用するスーツであるからこそ、よい意味で目立たないことを念頭に置いた方がよいでしょう。特に社外の人間と会う機会が多いビジネスマンの場合は相手に悪印象を与えるかもしれない要素は徹底的に排除していくべきです。
明るめの色を選択してコントラストを意識してメリハリを付けるという方法もないわけではありません。しかしビジネスマンの選び方としてはまず基本に忠実であるべきです。誠実で清潔感を感じられて落ち着きのある印象を与えることを意識しての選択をしましょう。

ビジネススーツとフォーマルスーツのボタン選びの違い

ビジネスシーンとフォーマルシーンでは、求められるスーツの印象が異なるため、ボタン選びもそれぞれに適したものを選ぶ必要があります。ここでは、具体的な違いと選び方のポイントを解説します。

 

ビジネススーツに適した落ち着いたボタン選び

ビジネススーツでは、相手に信頼感と誠実さを与えることが求められるため、控えめで落ち着いた印象のボタンが基本となります。水牛ボタンはその代表格で、高級感を持ちながらも派手さを抑えたデザインがビジネスの場に適しています。また、色合いはスーツの色と調和する黒や濃い茶色が無難です。

 

プラスチック製のボタンも選択肢に入りますが、安価なものは見た目で品質が分かりやすいため、しっかりとした作りのものを選ぶことが重要です。さらに、ツヤ消し加工が施されたボタンは、余計な光沢を抑え、よりフォーマルで落ち着いた印象を与えます。

 

フォーマルスーツで映えるクラシックなボタンの選択

フォーマルスーツの場合、華やかさや格式を演出するためのボタン選びがポイントです。貝ボタンはその輝きと質感で、フォーマルな場にふさわしい上品さを演出します。また、ラペルに合わせたシルバーカラーやゴールドカラーのメタルボタンを選ぶと、フォーマルスーツが一層引き立ちます。

 

タキシードなど特別なフォーマルスーツでは、シルクやサテンで覆われたくるみボタンもおすすめです。これらのボタンは光沢感があり、スーツ全体の格式を高める効果があります。ただし、フォーマルなボタンは目立ちすぎると全体のバランスを崩してしまう可能性があるため、スーツの生地や色合いと調和させることが重要です。


ボタンを交換してスーツをリフレッシュする方法

スーツのボタンを交換することで、古いスーツがまるで新しいもののように生まれ変わります。ボタン交換は比較的簡単な方法でありながら、スーツ全体の印象を大きく変えることができるため、コストを抑えてスーツをリフレッシュしたい方におすすめです。この章では、ボタン交換のメリットと実際の交換方法を解説します。

 

古いスーツを蘇らせるボタン交換のアイデア

長年愛用してきたスーツでも、ボタンの劣化やデザインの古さが目立つと全体の印象が損なわれることがあります。しかし、ボタン交換を行うだけで、スーツが蘇る可能性があります。例えば、シンプルなプラスチックボタンから高級感のある水牛ボタンやメタルボタンに交換することで、スーツの印象が格段にアップします。また、季節やシーンに合わせてボタンを変えることで、同じスーツでも異なる雰囲気を楽しむことができます。

 

特に、結婚式やパーティーなどの特別なイベントには、シルクでくるまれたフォーマルなボタンや装飾性の高いボタンを取り入れるのも良いアイデアです。一方で、カジュアルスーツには、ナットボタンや貝ボタンなどの天然素材を使ったボタンを取り入れると、軽やかで洗練された印象を与えます。自分の好みや目的に応じてボタンを選ぶことで、スーツを新たなステージへと導くことができます。

 

簡単にできるDIYボタン交換の手順と注意点

ボタン交換は自宅で手軽にできるDIYプロジェクトとして人気があります。まず、必要な道具を準備します。針と糸、ハサミ、そして新しいボタンが揃えば準備は完了です。既存のボタンを取り外す際には、スーツの生地を傷つけないように慎重に行うことが重要です。糸切りばさみを使ってボタンの糸を丁寧に切り、ボタンを取り外します。

 

次に、新しいボタンを取り付けます。取り付ける際には、元のボタン位置を正確に確認し、糸をしっかりと縫い付けることがポイントです。ボタンが緩んでしまうと、スーツの見た目が台無しになるだけでなく、着用中に外れるリスクも高まります。縫い付ける際には、糸の色をスーツに合わせるか、ボタンと調和する色を選ぶことで、仕上がりが自然になります。

 

注意点として、特殊な素材やフォーマルなスーツの場合は、プロのテーラーに依頼するのも良い選択です。また、ボタン交換後には、スーツ全体を見直して、ボタンの配置や締まり具合が適切であるか確認しましょう。これにより、スーツが美しいシルエットを保ちながら新たな命を吹き込まれたように感じられるはずです。

 

まとめ

オシャレ上級者を目指すためのオーダースーツのボタンの選び方について理解できたでしょうか。自分の好みを最優先に選択したい気持ちをグッとこらえ、ビジネスシーンで適した選び方をしましょう。適した種類を選択し、スーツと同系色でまとめれば少なくとも失敗することはありません。長期的に着用していくオーダースーツであるからこそ、後に後悔しないように無難といえる選択をするのがおすすめです。奇をてらう選択よりも基本に忠実な選択を心がけるのがよいでしょう。

オーダースーツ店舗ランキング

PAGE
-TOP