銀座・表参道界隈のワンランク上のおすすめ高級オーダースーツ店10選 > お役立ちコラム > 吊るしのスーツとは?メリット・デメリットを解説!
「吊るしのスーツ」という言葉を耳にしたことはありますか?
スーツを購入するときに、吊るしのスーツが良いのか、それともオーダースーツが良いのか、悩んでいる方も少なくありません。
そもそも吊るしのスーツとは、どのようなものでしょうか。
今回は吊るしのスーツについて、そのメリットやデメリットなどを解説いたします。
スーツを新調する際に、ぜひ参考にしてみてください。
目次
吊るしのスーツとは、一言で表すと「既製品のスーツ」のことを意味します。
これは、オーダースーツの対義語に当たります。
もともとスーツは、イギリスが発祥とされています。
当時のスーツ販売方法は、テーラーがお客様の採寸をした後、お客様の体型に適したオーダースーツを仕立てるという方法が一般的でした。
しかし、スーツ文化がアメリカに渡ると、より合理性を追求するようになります。
そして、イギリスで行われていたように、お客様一人ひとりの採寸はせずに、標準体型の型を基準として、工場で大量生産をするようになりました。
そこから、現代のスーツ店でも見かけるような、店頭にすでに吊るされている状態での販売が始まったのです。
そして、オーダースーツと区別するために生まれた言葉が、「吊るし」のスーツとなります。
現在は、日本でもスーツ専門店や大手ブランドなどの多くが、この吊るしスタイルを取り入れています。
吊るしのスーツには、さまざまなメリットがあります。
スーツを着る目的は、人によって異なります。
メリットやデメリットを覚えて、上手に使い分けていきましょう。
吊るしのスーツの大きなメリットは、すぐに購入できるという点です。
急ぎでスーツを用意しなければいけない場合には、とても便利な存在となります。
吊るしのスーツは、完成した状態で店頭に並んでいるので、裾直しなどの最小限の調整をしたら、すぐに着用することが可能です。
また、裾が長い場合でも裾上げをしてもらえるので、決してサイズが合わないということもありません。
吊るしのスーツの生産をしている企業は、常にトレンドを研究しています。
よって、そのときの旬を取り入れたシルエットやデザインのスーツを作っています。
そのため、店頭に行けばいつでもシーズンごとにブラッシュアップされたスーツを購入することができます。
また、既製品は新作の開発スピードがとても速いです。
これは、大量生産がもたらすメリットだと言えます。
吊るしのスーツの大きなメリットとして挙げられるのが、価格が比較的リーズナブルであるという点です。
これは、標準体型に合わせてサイズを限定し、その型で大量生産することによって1着あたりの原価を抑えているためです。
よって、あまり費用がかけられない方に吊るしのスーツは最適です。
ここからは、吊るしのスーツのデメリットについてご紹介いたします。
購入後に後悔しないよう、事前にチェックをしておきましょう。
吊るしのスーツのデメリットとして挙げられるのは、サイズやデザインに制限があることです。
本来スーツというものは、胸囲・肩・ウエスト・袖など、一人ひとりの身体的な特徴に合わせて作られるものです。
しかし、吊るしのスーツは、標準体型を基準に作られるため、どうしてもサイズにズレが生じてしまいやすくなります。
これらのような制限があるため、吊るしのスーツはどうしても自分の理想に完璧にマッチするスーツを見つけにくくなります。
吊るしのスーツは、より多くの方が着られるようなデザインやシルエットであるため、自分の個性を出せるようなスーツの選択肢は少なめです。
また、大量生産されているため、人気ブランドであれば、同じスーツを着ている人を見かけることもあります。
よって、人と被りたくない方にはあまりおすすめできません。
吊るしのスーツの場合、品質面にもデメリットを感じることもあります。
既製品のスーツは、コスト重視で作られることが多いため、オーダースーツと比較すると、生地や縫製の質を落としているケースも見られます。
これは、ブランドやメーカーにもよって異なりますが、価格に反映してしまうことは否めません。
そのため、商品によっては耐久性に欠けていて、すぐに着られなくなってしまう場合もあるので、注意が必要です。
「吊るしのスーツとオーダースーツ、結局どちらのほうがいいの?」とお悩みの方は多いと思います。
特にこだわりがない人や、あまりスーツを着用しないという場合には、吊るしのスーツでも問題はありません。
また、普通体型であれば、ほとんどの吊るしのスーツが似合うので、価格面でも既製品のほうが助かります。
一方、オーダースーツは、既製品が体格や好みに合わない方や、よりスタイル良く見せたい方におすすめと言えるでしょう。
よって、吊るしのスーツとオーダースーツでは、どちらが良いかと言うと、どうしても個人差が出てしまいます。
ここからは、オーダースーツのメリットについてご紹介いたします。
最近は日本でもオーダースーツが流行していて、吊るしのスーツよりもオーダーしたほうが、かっこ良く着こなせると考えている方が増えています。
なぜオーダースーツが良いのか、その魅力をチェックしてみましょう。
吊るしのスーツは大量生産なので、どうしても自分の体格に完全にフィットしているスーツを見つけることは困難です。
つまり、多少なりの不満を持ちながら、そのスーツを着用していくことになります。
一方、オーダースーツは、個人の身体に合わせるため、体型に合ったサイズのスーツを仕立てることができます。
自分の体型に合わせて作られているので、当然身体にフィットし、着心地も良いと言われています。
また、ジャケットに横ジワができてしまったり、スラックスがパツパツになってしまったりという心配もありません。
オーダースーツは完成までに時間はかかりますし、比較的に価格も高くなるかもしれませんが、仕上がりはそれだけの価値が保証されます。
身体にフィットしたスーツを着ることは、周囲に「スーツを着こなせている人」という印象を与えることができます。
ビジネスマンにとって、身だしなみを整えることは、大切なマナーのひとつです。
ビジネスシーンの中には、重要な商談など、身だしなみに最大限の配慮をしなくてはならない場面があります。
そのような場において、身体にフィットしたオーダースーツを着用することは、相手に良い印象を与えることができるのです。
また、スーツにこだわりを持たれている方は、オーダースーツと吊るしのスーツの違いを、すぐに判別することができます。
そのような方々は、あなたがオーダースーツを着用していることに好感を抱くでしょう。
初対面の人と多く関わるビジネスの場において、相手に良い印象を持ってもらうことはとても重要です。
身だしなみに気を配るという意味においても、オーダースーツを着用することはおすすめなのです。
既製品のスーツは、どうしてもベーシックなデザインや、同じような生地が多くなってしまいます。
オーダースーツのメリットは、好きな色や柄の生地を選べることです。
毎日着るスーツだからこそ、生地やデザインにこだわりたいと考える人には、オーダースーツが最適です。
同じカラーの生地でも艶や手触りなど違いがあるため、見ているだけで楽しいです。
豊富な生地の中から、理想の生地を見つけるという特別な体験は、オーダーならではの醍醐味です。
また、オーダースーツの場合、生地以外にもデザインのカスタマイズなど、細部に渡ってこだわりを取り入れることができます。
シルエット・襟型・ポケットの形・ボタン・裏地に至るまで、自分らしくカスタマイズできるのです。
スーツスタイルに自分らしさを出したい方にとっては、オーダースーツは自分の好みの1着を作り上げることができるので、スーツを手にしたときの満足度は高くなります。
オーダースーツというと、既製品のスーツよりも手間や時間がかかってしまい、手が出しにくいというイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、オーダースーツは一度作ってしまえば、2着目以降は簡単にオーダーすることできるのです。
「オーダースーツは敷居が高い」と感じられる理由のひとつに、採寸が挙げられます。
しかしこの採寸は、スーツを作るたびに必要というわけではありません。
同じお店でスーツを作る場合は、身体のサイズが変わらなければ、次回以降の採寸は不要になります。
よって、生地を変えるだけなど、比較的スムーズにスーツを作ることができるのです。
最近では、ネットやアプリでオーダーできる店舗も増えてきています。
忙しい方でも、いつでもどこでも依頼できるので、とても便利なサービスといえるでしょう。
今回は、吊るしのスーツについてご紹介いたしました。
既製品スーツでも、魅力的なモデルはたくさんあります。
よって、オーダースーツのほうが、絶対的に良いというわけではありません。
しかし、品質の良さや自分の体型に合っていることを考慮した場合、オーダースーツのほうが魅力的だと言えます。
それぞれのメリットやデメリットを覚えておき、吊るしのスーツとオーダースーツを上手に使い分けてみましょう。
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